冬、農家では屋外の仕事は一段落、といったところでしょうか。花の庭仕事は、いまが繁忙期というか、一年中忙しいのです。晩秋からバラの剪定を始め、いまようやく終わりつつあるところです。剪定以外にもバラは今年の葉をきれいに取らなければなりません。アーチやオベリスクもほとんど全部ばらして、ツルを新たにセットし直します。半端な仕事ではありません。上着は穴だらけ。とげのないバラの作業のときは正直ほっとします。
作業していると、アーチやツルバラを支えている構造物を作り直したり、枝の振り方を変えてみたくなります。隣の草花の間が窮屈になった、など、とにかく次々と無限と思う仕事があります。移植するにもここの土はギュっと固く締まってしまう性質なので移植先の土作りからしなければなりません。
こう書いていると、いやいややっているように思われるかもしれませんが、これが不思議!気分爽快。作業が終わったときはさらに爽快。人間は変な生き物です。
つるアイスバーグの剪定と葉を取り終わったところ。
小さな苗の植え付けは防寒をしないと耐寒性のあるものでもアウトになることも。
通路も一年使っていると改良すべきことが一杯。
一日の仕事が終わって、空を見上げるとトビらしいのがつがいで青空を翔遊(私の造語)。
3時を過ぎると毎日カラスの群れが上空を舞い。岩櫃山の尾根に差し掛かると上昇気流があるらしく、大群が米粒のようになって下流のほうのねぐらに帰って行きます。