今年8月に群馬用水をこのブログに取り上げました。それは、綾戸取水口から赤榛分水工を経て、榛名幹線の途中まででした。今回は赤城幹線を終点の桐生市の早川貯水池までを辿ってみました。
利根川をせき止めた綾戸堰です。これは、佐久発電所のために作られた堰です。東電の取水口は上流から見て左岸にありますが、群馬用水は右岸に取水口があります。写真右端がそれです。
暗渠を通った用水は約4km下流で地表に出ます。ここが赤榛分水工です。ここで赤城幹線と榛名幹線とに別れるのです。
これが分水工です。
赤城幹線はこれから利根川を左岸に渡って赤城山麓に流れ下るのです。
下の写真は左岸からみた水路橋です。写真ではアーチが2つしか見えませんが、手前にもうひとつアーチがあって、3つのアーチでできています。
アーチの先の斜面の中ほどに水色で群馬用水と書いてあります。その上の平面に赤榛分水工があります。
暗渠と開水路を繰り返しながらここは始めの地図のAの地点です。流量などのチェック地点です。この先暗渠になって水路橋で谷を渡ります。
浅い谷を水路橋で渡る。
ここはB地点で、佐久発電所の真壁調整池の前の開水路です。
調整池の前の水路橋
調整池の堰堤です。上の写真の直ぐ隣です。ここから佐久発電所(地図のC)へ行きますが、群馬用水はただ直ぐ隣を東に流れていきます。
ここは地図Dの小坂子の水路橋です。赤城幹線には全部で12の水路橋が地形図で確認できます。大小さまざまです。これはかなり長いほうです。
上の写真の水路橋へ上がってみました。ズボンは草の種がビッシリ。
同じ小坂子の開水路、途中から幅が狭くなったところから小さな水路橋になります。
その小さな水路橋
小坂子チェック
地図E地点、柏倉の流況安定施設。
用水の水量が少なくなると池からポンプで水を補給し、多いときは逆に用水から池に水を逃がす施設。
いよいよ終点、桐生市、早川貯水池。赤城幹線総延長33kmの終点です。(F地点)