金井廃寺遺跡が東吾妻町の金井にあります。以前から気になっていたので行ってみました。何もないのは覚悟していましたがほんとに何もありませんでした。町道沿いの一宮神社に隣接した、神社の裏手という位置にこの石柱がありました。周りは畑と住宅なので予備知識がないと判りにくい所です。
廃寺という言葉から、古い、ということを連想します。聖徳太子の頃仏教が日本に入ってきて、全国に寺を建て、広めました。その頃の寺のようです。案内板には7世紀後半の飛鳥時代だろうとの説明があります。南の町道工事の際緊急調査をしたようですが、遺跡の中心から外れていたため遺構も見つからなかったようです。
ご近所の話では、礎盤石があそこにある。とか、畑のナスの植わってるあたりに大きな石がある。と云われましたが草が生い茂っていて判りません。
瓦や土器のかけらはたくさん今でも出るよ。といわれてそこらのいくつかを拾ってくれました。
明瞭に模様が判るのは次の二つです。
瓦ではないようです。
わずかに横線かあるようです。
裏側の多くは麻布のような粗い布模様が見られます。
飛鳥時代の古い昔の片鱗に触れた、といった所でしょうか。
一宮神社から数十m先の寺沢川林道に入る三叉路に双体道祖神が一つありました。