きのう夜早いうちに雪が降り出しました。すぐにあたりは白くなって、気がつくと雪はやみ満月であたりは雪明りで幻想的な夜の景色です。
翌朝、乾燥していてできなかった木屑、枝などを燃してごみの山はなくなりさっぱりしました。暖かくなって山へ行きたい気分です。でも、昨日の椅子作りがあるのでそれを始めたのですが、山を歩きたい気分が高じてとうとう切のいいところで片付けてしまいました。11時半家を出て今日の目標は榛名山の西の中腹にある1227m峰です。近くを通っている榛名山西麓の広域林道から登ります。

枝道に入って人家を過ぎたあたりで猟犬をつれたハンターに会いました。その方が、もう少し先まで行けるが、反対方向から来る林道はゲートがあって出られないと教えてくれました。
しばらく行くと広々とした牧草地に出ました。ここに車を置いて歩き始めました。目標の山は目の前に全貌を現しています。山頂から南西に出ている顕著な尾根を目指して歩きます。
放牧地からの展望はとてもすばらしいものでした。西に浅間山が真近に見えます。

草津白根山
四阿山
広い林道には土場もありました。

牧草地を出るとすぐ広い林道に出ました。左奥に林業家の家が見えます。ここから山林に入りますが、縦横に林業の作業道がありそれを拾いながら右よりの尾根を目指します。結局、地図の等高線の広く、緩傾斜のここら一帯はみな林業地でした。尾根が急になるとようやく作業道から開放され、自分の判断力で歩けるようになります。枯れ枝が散乱していますが比較的歩きやすくあっという間に頂上の一角に出ました。

頂上に近づいて
さらに150m頂稜を進み、右寄りに進んだところが一番高そうです。この山は地図では1227と書いてあり、小数以下がありませんから三角点の標石はありません。その代わり先人がつけた山頂表示がありました。
石畦(うね)山と牛越という山名のようです。牛越というのが昔の山人を彷彿とさせてよい名ですね。
帰りに牧草地を気持ちよく歩いていたらカシラダカが何百と飛び立ちました。
西側の景色をよく見ると、長野県境の破風岳、毛無峠、毛無山、手前に旧小串鉱山が見えます。
少し手前にはまるで乳房のような山もありました。松谷の天狗山か長野原のタカジョッキでしょうか。
広域林道から牛越の山を振り返って。一番右側の尾根を登りました。

これで我が家の裏の高台から見える山は全部登ったことになります。