先日駿河台下の三省堂で三冊の花にまつわる本を購入しました。
中でも「皇居東御苑の草木帖」木下栄三著がすばらしい。著作権があるので表紙から内容を想像してください。すべての花が自筆の色鉛筆で描かれ、特筆すべきはその色の再現性です。何げなく描かれたように見える絵がこんなに微妙な色まで表現されているのはすばらしい驚きです。活字よりも自筆の文字が多いのも好感が持てます。単なる花の紹介にとどまらずプラスアルファも興味深く思いました。花好きにはもってこいの本です。それに読み進めるのになかなか時間が掛かるのもすぐ読み終わってしまう心配もなく安心です。力作、労作だと思います。