巣立山はわが家から南西方向に直線距離で4キロ、温川が西から流れてきて、北に方向を変えるところにある三等三角点の山だ。ちょうど一年前に西側の宮谷戸から馬入れを登った。今回は南側からテレビの中継アンテナのある尾根を通って頂上へ往復する予定だ。アンテナのある地点は石尊山といい、大きな石の祠がある。少し前までは地元の人たちもよく登っていたようだ。入口がはっきりしないので大戸から左岸(水の流れる方向すなわち上流から見て)の細い道を入った理容院で道を尋ねた。ここから奥へ150m位のところに中継所への標識があった。道はよく手入れされ、笹や灌木を刈ったあとがあった。沢沿いの道だが流れはほとんどない。随所に送電線巡視道によくある樹脂製の階段ステップが設置されたいる。尾根に上がったところは気持ちのよい雑木の山であった。すぐ祠があらわれアンテナが見えてきた。思ったより大きな施設だ。NHKと民放各局の中継所の標識があったが、いまは群馬テレビが管理しているようだ。榛名の二ッ岳からの電波を受けて付近の家庭に中継しているらしい。出力は1wと表示されていたから山間地の見通し距離だけの中継だ。わが家もこの電波を受けている。良い道は石尊山まで、一歩先にはいると道はない。

未舗装の道の脇に中継所への標識沢沿いの道からいくらもなく尾根に上がる。ここにも標識。右は古い作業道

樹脂製の階段ステップが続く

祠とアンテナが見える。

トップにあるのが送信用、下の四角いパラボラが受信用で二ッ岳からの電波をキャッチする。

アンテナを超えると尾根上に高さ5mくらいの岩壁があらわれる。
正面突破はできないので右下に下って、岩の弱点を見つけて匍い上がる。

頂上には昨年なかった小さな標識があった。ここまでちょうど一時間

アンテナ付近に戻ってよく見るとわが家の屋根も見えた。

帰路大戸の仙人窟に寄ってみた。けっこう見応えのあるスケールだった。5分くらいの登り



胎内くぐりをくぐると奥の院