先日、NHKの「趣味の園芸」で冬バラの手入れをやっていました。ナエマとほかに数種類の名を上げて、これらのバラは頂芽優勢で枝の先端に花が咲く。一般のつるバラのように枝を水平に誘引しても、側芽はあまり発達しないので、一般的なつるバラの誘引ではきれいに咲かない。という意味のことをいっていた。確かにその通り、いくら枝を長く誘引しても、先端にしか咲かない。ということはつるバラといっても、つるバラ仕立てではない方がいい。ということです。でもわが家のナエマは今年は、より幅を広くしてフェンスのように仕立てたばかり。そこで、やり直し、枝の先端をフェンスの面いっぱい、まんべんなく配置する。細い枝、Y字に分かれた細い枝はカットする。を目指して作業しました。はたして来夏期待通りに咲いてくれるでしょうか。
ちなみに、頂芽優勢とは枝の先端にある芽を頂芽といいますが、ここが成長点となってどんどん伸びてゆく、養分も優先して供給される。という性質で植物にとって自然なことです。しかし一般のつるバラは、枝を水平に誘引すると、側芽が成長してきてここにも花を咲かせます。しかし、一部のつるバラは側芽の成長が抑制されたまま、ということのようです。
きょうのアオゲラはずいぶん長い時間の訪問となりました。キョ、キョという声が来訪の挨拶です。何本ものバラの剪定作業中で声だけを聞いていました。朝はこれもいつも通りヒョドリがたくさんきてピーヨ、ピーヨとにぎやかです。それも皆つがいと見られる二羽で追いかけ回したりじゃれ合ったり、うらやましいくらいに仲良く、天真爛漫な遊びようです。これが、少なくても十羽、多ければその倍。ヒヨドリくらい人生?鳥生を謳歌している鳥を知りません。ときどき川の急流で水鳥が波乗りのように川の流れのスラロームを滑り下っているのを見ることがあります。それも、繰り返し、繰り返し遊んでいるのです。これは明らかにそれぞれのその鳥のグループの文化といえるのではないでしょうか。
午後もアオゲラは帰りません。ひなたぼっこをしているのかなと思いました。それくらい同じところでじっとしているのです。アオゲラはいつも一人、孤独を愛する鳥なのかも知れません。日本固有の貴重な鳥です。
あれほどよい天気だったのが、夕方からは一面に雲が広がり、いま、ストーブの薪を取りに戸を開けたら、雨が降ってきたところでした。でも、今日の雨は暖かそうです。