山と花の写真撮影と運動不足解消に榛名山を歩いてきました。夏にヤブはいやなので、どこか整備された山道を散歩したいというわけです。沼ノ原のゆうすげの道をスタートして、秋の花を撮りながらスルス岩から周囲の山の写真を撮ろうという予定を立てました。いま、固定ページ(ブログでない方の)に「山のなりたち」というページをスタートさせて榛名山の山の写真が必要というわけです。スルス岩は位置も展望もいいので、今回の目的にかなうと思ったのです。ところが尾根筋に上がって相馬山を見たら急に登りたくなって第一目的は後回しになってしまいました。4月か5月にも友人夫婦2組と歩いたのですが、今回運動に手頃な山というわけです。
私は正直云って相馬山にはよい印象はないのです。山はとてもよいのですが、頂上のあの無秩序さが神経をいらだたせるのです。日本の山は宗教と密接に結びついていますからそれはよいのですが、もう少し何とかならないかと思います。これは人間の側の問題でしょう。日本の宗教の施設であればなおさら自然との調和ということを第一とするのが神道であると思います。
頂上の少し手前にとても美しい山あじさいが2つ咲いていました。心を落ち着かせてくれます。もときた道を下り、スルス岩に登ってきょうの目的を果たしました。この岩のてっぺんには鴉(からす)天狗の石神があります。山伏の装束でカラスのクチバシ顔の伝説上の生物です。仏法を守護する神の一つのようです。周囲にはこれだけであとは何もないというのが好ましいです。
ここからの眺めは足下に広大な沼ノ原の緑の平原が広がり、周囲に外輪山を従え、中央に榛名富士が聳えてその下に榛名湖が控える、というなんともすばらしい景観なのです。

ワレモコウ

ツリフネ

ゲンノショウコ

マツムシソウの種

クルマユリとキアゲハ

ミドリヒョウモン♂

スルス岩上の鴉天狗と榛名富士

相馬山山頂の山あじさい

見たとたんに、初めてなのにオヤマボクチ!と名が出た。なぜ! そばのつなぎや根を漬け物に

マツムシソウ

ハギ

オミナエシ

ユウスゲ

相馬山

タツナミソウのようだけど葉が違う

湖畔に下りたらいつものところで友人がギターを弾いていた。しばし歓談、子供がカッターを漕いでいた。純真な子供に戻りたい。