立春のきのうから降り続いた雪は、いっこうに高さを増さない。水分の多い春の雪は、積もるそばから解けていつ見ても3cm。いまは夕方、一片の雪も見えない。岩櫃山は青空を背景に夕日を受けている。
この夕日は彼岸のいま、もうすぐ真西の空に沈んでゆくのだろう。