昨日浅間山麓で一晩だけの小コンサートに行ってきました。主催者も「17、8回目でしょうか」とあまり気にしていないようです。私はその一桁目くらいの回数を参加させてもらっています。フォークがメインですがクラシック、邦楽もありそれらのコラボもありで楽しい一夜です。私は音楽はもっぱら聞くだけで、それも熱心なファンでもありません。ここに集う人の多くの人が何らかの形で音楽に関係していたり、いまもしている人たちで、音痴は私くらいです。
あまり広くない一室に演奏者が入ると、聴衆は膝を抱えて座っても20人くらいしか入れません。大方は開け放たれた窓越しに外から聞くという野趣にあふれたコンサートなのです。この時期夕方になると夕立や、雹が降ってきたこともありました。そこで事前にこのエリア一帯をブルーシートで覆うという作業をするのです。ところが地形は複雑、高さも階段を上がったり下がったりで困難を極めます。一日かかってこの作業をします。今年は幸い雨が降りませんでした。そのかわり76歳になったとご自分でいう演奏者が、「山小屋は寒いという印象があるので今日来たらすぐズボンを厚手のものに履き替えてきたら暑くてしょうがない」と開幕一番におっしゃいます。そうなのですここはかなり標高が高いのですが今年はいままでになく蒸し暑いのです。
♪どこかで誰かが‥♪と歌がはじまったら突然「お願いがあります」「どなたか僕にティッシュを下さい」鼻をかむのかと思ったら、床に虫。アブらしい。窓が開いているので毎年いろんな虫が入ってきて曲が中断したりする。ティッシュでくるんで「ちょっとワシヅカミ!」このご自分の口から出たフレーズが気に入ったらしく「おまえの心をちょっと鷲づかみ!」といってご機嫌な様子。
70分くらいのディナータイムのことしのメインディッシュはローストビーフ。朝からプロのシェフが来て温度調節の難しいピザ釜で仕込んだものだ。他にはヤマメの塩焼き、ピッツア、お好焼、アンチョビとアスパラ、レモンムース、ココナツミルクカレー等々、みな参加者の手作りです。
後半は芸術系学校OB、OGとその友人らの演奏。最後に大岡信の詩、「僕は月には行かないだろう」(正確さ自信ありません)に曲を付けたというのをギター、チェロ、琴、小鼓、ウクレレ、ピアニカ、ソプラノのコラボでにぎやかに終了しました。